「本当に住みやすい街大賞」1位に埼玉県の「川口」

 

 

「理想」ではなく「生活する」という視点で住宅ローン専門会社が選んだ「本当に住みやすい街大賞」の1位に埼玉県の「川口」が選ばれました。

「本当に住みやすい街大賞」は、大手住宅ローン会社の「アルヒ」が融資の実績をもとに教育環境や交通の利便性、それに物件の価格など5つの項目を評価して「生活しやすい街」を選ぶものです。

3回目となることし、東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県で1位に選ばれたのは埼玉県の「川口」でした。
理由としては、東京や品川まで乗り換えずに30分ほどで行くことができるなど都心から近いのに物件が割安なことに加え、商店街の再開発が進み、数年後、商業施設を含むタワーマンションが完成するなど今後発展が見込まれることがあげられました。

2位は東京都の「赤羽」、3位は神奈川県の「たまプラーザ」となっています。

表彰式に参加した埼玉県出身の若槻千夏さんは「川を越えればすぐ都内で、利便性はとても高いです」と川口のよさをアピールしていました。

川口市に住む20代の女性は「夫は乗り換えなしで都内に通勤していて、私は歩ける範囲にお店や子育て支援センターがあって、とても住みやすいです」と話していました。

賞の選定委員長を務めた住宅評論家の櫻井幸雄さんは「恵比寿や自由が丘という憧れのまちではなく、価格面で実際に住むことができるかという観点が盛り込まれたのがこの賞の特徴です。川口は鋳物の街として知られていますが、大きな工場跡地があるためマンションや商業施設の建設が進み、住みやすさにつながっています」と話していました。

 

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